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サバの秋の夜長

美和ロス状態からなんとなく、復活しつつある今日このごろ。
皆さんのおかげで、ブログも再開できました。感謝感謝のmiwamamaです。

ほんとうは、泣き言ばかり連ねたブログなんぞ書いたら迷惑になると思ってました。
だけど、たくさんの励ましコメント頂いたのに、近況を報告せねばかえって失礼かな?
って考え直して・・・。ひとつの壁を乗り越えたみたいです。やればできるじゃん・・。
これからよろしくお願いします。

ということで、リハビリ用に読んでた本をもう一冊紹介します。


「サバの秋の夜長」 by 大島弓子 

大島弓子さんは、猫好きの方ならご存知ですよね。
そうあの名作「綿の国星」の作者です。
擬人化したちび猫の物語。大好きです。
その大島さんが、初めての猫 サバとの日常の話。
サバとの生活を通して感じたことや出来事をエッセイの
ように、ほんわかと綴ってあります。
他に「サバの夏が来た」ってのもあります。

大島さんとmamaは、月とすっぽんほど、かけ離れた存在ですが
大島さんとサバの関係と、mamaと美和の関係がなんだか似てる気がするんです。

この本のサバや他の動物は全部人間の姿で登場します。
大島さんにとって、サバは猫を超えた特別な生き物なんでしょうね。
サバは、同居人であり、運命共同体っていうか同志っていうか・・。
うまく言えないけど、生活の中心にサバがいるってかんじなんでしょうね。

mamaもそうでした。美和中心で世界が回ってました。
社交スケジュールも、生活習慣も、住居も、買い物リストも・・。
まず、最初に美和のことを考えてから、すべて決めてましたから・・。

そんな サバが1995年10月に他界しました。(享年13歳)
そのあとのお話がこれ。

「グーグーだって猫である」 by 大島弓子

最初、サバの死から始まります。泣けます・・。
サバが13歳で亡くなった事実がつらかったです。
美和もそれくらい生きてくれたら・・。
”サバロスしょうこうぐん”に陥った大島さんの元に
アメショーの仔猫”グーグー”がやってきます。
たくみなカウンセリングで復活した大島さん。
猫でできた傷は猫でいやしたのかぁ・・
極論かもしれません・・・。
今のmamaにはまだ早いかな・・。


サバの物語と大きく違うのが、グーグーは普通の猫の姿で登場することです。
サバは猫を超えた存在。グーグーは普通の猫。
この違いに、胸が痛みます。
サバを失ってすごい喪失感を味わったからこんどの猫は、あくまでも猫として
考えるようにしているのかしら?もし、本当ならその気持ちよくわかります。
mamaも少しばかり臆病になってますから。

天使の羽根を背負った擬人化したサバも登場します。
サバは大島さん一家の守護天使になっているのでしょう。
美和もいつか、mamaが新しい子を迎えたら、守護天使になってね。

「グーグー」シリーズは、第3巻まで発売されています。
ちょうど、美和を失った直後に発刊されました。

大島さんは仔猫の泣き声がすると、友人の反対を押し切って保護に
乗り出した結果、いつのまにか、現在 猫が9匹!!らしいです。

ここでも,mamaと共通点が・・。
人間の赤ちゃんの泣き声を聞いても「元気よのぉ~」と余裕で聞き流せるのに
仔猫の鳴き声を耳にしたとたん「保護せねば、安全確認せねば」と大騒ぎ。
真顔で友人に「乳がはる!」と訴えて、嘲笑されたことも・・。

大島さんは新しい猫に「あなたが天寿をまっとうし、最後を私に看取らせてくれるつもりがあるなら、
うちの子になってもいいよ」と言うそうです。すなわち自分の延命も約束してくれたなら・・・。
この気持ちすんごくわかります。

実質的な はじめての猫 美和を失ったmamaは”サバシリーズ”が完結して
”グーグーシリーズ”へと向かう途中でしょうか?
美和がいなくなった直後はなにもかも終わった気がしたのですが、
グーグーを読んでたら 続編 もあるんだなって気付きました。

猫生活に関して、大島さんのまねっこしてるようなmama。
mamaも10年後には9匹の猫に囲まれて生活していそうで怖い。
現在の住居ではせいぜい3匹が限度だろうから、お金をいっぱい稼いで
正真正銘の でっかい猫御殿 を建ててやろうじゃないか!
と大風呂敷ひろげるmiwamama。
ねぇ 元気出て来ましたでしょう?美和。
安心していいから、早く生まれ変わってmamaの元に帰ってきてね。